こんにちは!ayumiです!ビールが美味しい季節になってきました♪
私は以前、学校給食調理員のパートとして2年間小学校の給食を作っていました。
私がいた所は全校生徒の人数が少ない小学校で、学校内に調理室があるタイプで『自校式』といいます。5人で250食作っていました。
一方同じ市内に複数の小中学校の給食を作っている給食センターがあるのですがそこは20人くらいで1500食ほど作っていました。私も時々お手伝いに来ていましたので給食センターについても解説したいと思います。
目次
時給はどのくらい?
会社によって違うとは思いますが、パートの給料にしては良い方だったと思います。ただパートなのでボーナスはでませんでした!
私が働いていたときの会社は頑張り次第で時給を上げてくれたのでめちゃくちゃ頑張りました(笑)
めっちゃ頑張って時給が上がった時は嬉しくて泣きそうになった!
1日の流れ(自校式の場合ですがセンターでもほぼ一緒です)
7:45 出勤・白衣に着替える。コロコロで白衣のゴミをとったり調理室に入る支度をする。(朝来た時に健康チェック表に体調等チェックする)
8:00 調理室に入り手洗い・消毒をして各自担当の朝の準備をする。
8:30〜11:45 調理・完成・配缶
11:50 検食を校長室に持っていく(生徒に出す前に校長先生に給食を食べてもらう)
各々片付けにはいる。
12:10 生徒が給食室に給食をとりにくるのでワゴンを渡す。(担当の人が)
ひたすら片付け
12:30 お昼休憩(給食を食べる♪)
12:50 給食室に生徒がワゴンを返しにくるので受け取りにいく(担当の人が)
13:15 栄養士の先生が来て15分間ミーティング
13:30〜14:00 片付け・退勤
仕事内容(自校式・給食センター)
仕事内容は自校式もセンターも基本的には同じですが、作る食数や作る人数は圧倒的にセンターの方が多いので、ご飯の炊き方や揚げ物など若干やり方が違います。
でも基本は同じです。
下処理係
1番最初の工程です。
野菜や果物を洗う、野菜の皮むき、野菜の端や果物もカットします。
下処理室の片付け、掃除をして終わったら他の人のお手伝いをしました。
『ここが大変!』
- 時間をかけると次の工程が遅くなってしまうので早く作業しなければいけない
- 急ぐけれど丁寧にきれいに皮をむかないといけない
- とにかく量が多い(センターでは数人でやるのですが、自校式だと1人でやらないといけない)
- 果物は直接口に入る物なので衛生面にかなり神経を使う
『こういうとこが良いよ♪』
- 数人でやる場合はみんなで話しながら(急ぎつつ)やっていたので楽しかった(主婦の方が多いので悩み相談などもしていました)
- 皮むきの達人になれる
- 野菜や果物の切り方を覚える
パン・ご飯・麺係
ご飯の場合、お米の量を計り、洗米し炊飯します。
センターではタイマーの自動の炊飯釜で炊きますが、自校式は大きいお釜で自分でガスの火の調整をしながら時間を計って炊きます。
ご飯が炊けたら各クラスのバットに配缶します。
パンと麺の場合は、朝業者さんが届けてくれるので受け取り、各クラスごとのワゴンにのせます。
『ここが大変!』
- 火の調整、水加減を間違えるとご飯が芯になってしまったり逆に柔らかくなりすぎてしまうため難しいので神経を使う(大きいお釜で炊く場合)
- その日に使うお米が10キロ超えなので持ち上げる時重い!
- ご飯が炊けたらご飯を起こすのですが重くて大変で、バットに入れていくのも重くて体力がいる
『こういうとこがいいよ♪』
- ご飯を炊くのは大変だけどうまく炊けた時の達成感がすごい
- 慣れてくると炊く作業が楽しい
- 力・体力がつく
和え物係
和え物係はカットされた野菜をボイルし、冷却機で冷やし脱水機で脱水します。
そしてドレッシング(市販や手作り)で和えます。
その他ソテーやきんぴらごぼう、ひじきの煮物等釜で炒めたり煮たりもします。
『ここが大変!』
- 野菜の茹で時間が長すぎるとクタクタになってしまうし短すぎるとかたいので茹で時間が難しい
- 野菜はその都度お湯をかえなければいけないので野菜の種類が多い日は時間がかかってしまう
- 加熱の時、冷却の時とその都度中心温度を温度計で計って記録表に書くのでやることが多い
『こういうとこがいいよ♪』
- 家で野菜を茹でる時も丁度いい茹で時間がわかるようになる
- やることは多いが全部覚えれば和え物が1番簡単!(私は和え物担当が1番好きでした♡)
揚げ焼き係
コロッケなどの揚げ物やハンバーグ、グラタン、焼き魚、鶏の照焼、豚肉の生姜焼きなどのおかず担当です。
大体の揚げ物は温度調節できるフライヤーで揚げます。ただ大豆や細かいお肉等小さいものを揚げる時は釜で揚げます。
豚肉の生姜焼きなど炒めるものは釜でやります。
ハンバーグやグラタン、焼き魚、鶏の照焼等はコンベクションというとても大きなオーブンで焼きます。
『ここが大変!』
- 生の肉や魚を触るので(手袋ですが)衛生面を特に気をつけなければいけない
- ハンバーグ、グラタン、から揚げ、かき揚げなど全て手作りすることもある(1人で全てやることもあるので大変です!←自校式の場合)
- 揚げ物の揚げ加減、コンベクションでの焼き加減が難しい(表面は焦げているが中は火が通っていないことも・・)
- ハンバーグは大量のひき肉を1人でこねるので体力勝負
『こういうとこがいいよ♪』
- 料理作りが好きなひとは手作りの工程が楽しいと思う
- 料理が本当に上手になる(レベルUPします!ハンバーグ作りもなんのその♪)
- 家での揚げ物もへっちゃらになる(私も全然怖くなくなりました)
釜係
釜係は、その名の通り釜で味噌汁やお汁、カレーやシチューやミートソース、肉じゃがや麻婆豆腐やすき焼きなどのおかずも作ります。
『ここが大変!』
- 大量の野菜やお肉を炒めるのが大変で腕が痛くなることも
- 釜の底は焦げやすいので気を使う(特にシチューやクリーム煮など白い系だと焦げがあると目立つ)
- 煮物系は味を染み込ませなければいけないので難しい
『こういうとこがいいよ♪』
- 料理の腕が上がる(コツなどもわかるようになるので)
- 覚えると作る工程が楽しい(特に料理が好きな方)
- 子どもたちが大好きなカレーやミートソースを作るので「美味しかった」と言われるとすごく嬉しい
その他
- 調味料をだす
- 野菜をカットする
- 食器を出す
- 配送する(センターの場合)
などがあります。
学校給食で働くメリット
調理員になってよかった♪
- 給食のメニューを家で作れるようになる(我が家も娘、息子が好きなメニューを家で作るとすごく喜びます)
- 子どもたちが笑顔で「美味しかったよ!」って言ってくれるのでやりがいを感じる
- 料理の腕が上がる
- パートは短時間で働けるので子供が小さくても助かる
- 春、夏、冬休みは学校と同じだけ休みがとれる(子供が長い休みでも合わせれるので安心)
- 自分たちも美味しい給食を食べれる!(ここが超魅力的!)
- 家でもしっかり衛生面を気にするようになる
- 同じ主婦の方が多いので話をするのも楽しい
デメリット
ここはちょっと困ったなあ。
- センターは数人で作るのでまだ休めるが、自校式だと1人で作るため急に休むことが難しい
- 手洗い・消毒・手袋がとにかく厳しい(たくさん決まりがあります)
- トイレに入る時は白衣を全部脱がないといけないので面倒くさい
- 早さと正確さが求められるので自分のペースで、がなかなか難しい
- 女性ばかりの職場なので人間関係がきつい所はきつい
- 体力が必要
最後に
いかがでしたか?
私は給食が食べたい!という理由で調理員になりました。
衛生面やなかなか休みづらいなど大変なこともありましたが、それ以上に子どもたちの笑顔が見れたり美味しい、いつもありがとうと言ってもらえたりやりがいを感じることが多かったです。
料理の腕も確実に上がったので自信もつきました!
少しでもどうしようか悩んでいる方の力になれればいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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